2006年 01月 25日
論 |
空色明るく
冬というよりは秋のような空の色と思うのは
澄んだ空気で天高くみえるからか
音楽を通じてブラジルという国に興味を持つようになった
きっかけになったのは、ジョイスっていうかっこいい
おばちゃんの、ノンビリと聞こえるけど口笛では吹けないし、
もしカラオケがあったとしても絶対に歌えないような、
難しくも親しみやすいメロディに聞きほれた事だ
人間は年をとると料理の嗜好が変わるという
味覚と知識がリンクして、毒を表す苦いだけのコーヒーやビールに、
爽快感を覚え、腐敗の進行を示す酸味にも美味しさを見出せるようになる。
同じように音楽を聴く耳も知識のリンクを通じて、色々な種類の
感動を味わえるようになると思う。
その昔母親が
「昔はビッグバンドの演奏を聴いても、なんとも思わなかったけど
年をとると良さが分かってくる」
と言っていたのを最近になって
ようやく理解できるようになった気がする
でも、まれに本当によい物は知識が無い状態で聞いても感動できるし
それなりに色んな音楽を聴いた後にでも以前とは違う感動を味わえる
音楽がある。
上述したジョイスもそうだけど、ビートルズなんかも昔も今も聞いていて
良いなーと感じる
音楽を演奏するのは才能や努力が要る事だというのはみんな知っている
でも、音楽を聴いて感動するのも結構努力が要る事だと思う。
小学校の音楽の時間によくクラシック音楽を聴かされたけど、
耳が育っていないのに、そんな複雑な音楽を聴いても退屈なだけなんじゃないかな
小学生に高級料理を食べさせて、「この奥行き深い味わいが君には分かるかね??」
なんて言ってみてもウマイ棒10円也の方が美味しいに決まっている
同様に音楽も、 例えばバッハあたりを聞かせても、
なんだか複雑な迷路みたいな音楽にしか聞こえないと思う。
29歳になった今はグールドあたりが演奏するバッハを聞くと、
独特の高揚感とか組み上げられたのか、沸いて出たのか分からない
天才性に鳥肌がたつけれど、同じ事を10年前には感じ得なかった。
素晴らしい料理や音楽や物を作り上げるには大変な努力が必要だけど、
同様にそれを理解するのも等しいとは言わないまでも結構なエネルギー
が必要と考える
友人に連れて行ってもらった、大阪の地下にある老舗のBarの
年老いたマスター曰く
「本当に美味しい物を分かろうと思うと、生まれた時からそういう物だけを
食べさせなければいけない。
年をとってからよい物を食べても本当の味は分からない」
それを聞いて友人とうなずいていると、
「まぁそれを3世代続けてやっと味が分かるんじゃないですか。」
と続けられ参ってしまったが、仰るとおりだと思った。
ともあれ味の分かる人間の育成には大層なお金がかかりそうであるが、
音楽は不思議な事に高級な物でも、低級な物でもCD1枚の値段は
殆ど変わらない
良質な音楽を聴いて育ってきたと自負はできるけど、
後世に伝えるべく押し付けがましさと謙虚の入り混じった
態度でこれからもCD三昧
Vivaアマゾン.COM!!
冬というよりは秋のような空の色と思うのは
澄んだ空気で天高くみえるからか
音楽を通じてブラジルという国に興味を持つようになった
きっかけになったのは、ジョイスっていうかっこいい
おばちゃんの、ノンビリと聞こえるけど口笛では吹けないし、
もしカラオケがあったとしても絶対に歌えないような、
難しくも親しみやすいメロディに聞きほれた事だ
人間は年をとると料理の嗜好が変わるという
味覚と知識がリンクして、毒を表す苦いだけのコーヒーやビールに、
爽快感を覚え、腐敗の進行を示す酸味にも美味しさを見出せるようになる。
同じように音楽を聴く耳も知識のリンクを通じて、色々な種類の
感動を味わえるようになると思う。
その昔母親が
「昔はビッグバンドの演奏を聴いても、なんとも思わなかったけど
年をとると良さが分かってくる」
と言っていたのを最近になって
ようやく理解できるようになった気がする
でも、まれに本当によい物は知識が無い状態で聞いても感動できるし
それなりに色んな音楽を聴いた後にでも以前とは違う感動を味わえる
音楽がある。
上述したジョイスもそうだけど、ビートルズなんかも昔も今も聞いていて
良いなーと感じる
音楽を演奏するのは才能や努力が要る事だというのはみんな知っている
でも、音楽を聴いて感動するのも結構努力が要る事だと思う。
小学校の音楽の時間によくクラシック音楽を聴かされたけど、
耳が育っていないのに、そんな複雑な音楽を聴いても退屈なだけなんじゃないかな
小学生に高級料理を食べさせて、「この奥行き深い味わいが君には分かるかね??」
なんて言ってみてもウマイ棒10円也の方が美味しいに決まっている
同様に音楽も、 例えばバッハあたりを聞かせても、
なんだか複雑な迷路みたいな音楽にしか聞こえないと思う。
29歳になった今はグールドあたりが演奏するバッハを聞くと、
独特の高揚感とか組み上げられたのか、沸いて出たのか分からない
天才性に鳥肌がたつけれど、同じ事を10年前には感じ得なかった。
素晴らしい料理や音楽や物を作り上げるには大変な努力が必要だけど、
同様にそれを理解するのも等しいとは言わないまでも結構なエネルギー
が必要と考える
友人に連れて行ってもらった、大阪の地下にある老舗のBarの
年老いたマスター曰く
「本当に美味しい物を分かろうと思うと、生まれた時からそういう物だけを
食べさせなければいけない。
年をとってからよい物を食べても本当の味は分からない」
それを聞いて友人とうなずいていると、
「まぁそれを3世代続けてやっと味が分かるんじゃないですか。」
と続けられ参ってしまったが、仰るとおりだと思った。
ともあれ味の分かる人間の育成には大層なお金がかかりそうであるが、
音楽は不思議な事に高級な物でも、低級な物でもCD1枚の値段は
殆ど変わらない
良質な音楽を聴いて育ってきたと自負はできるけど、
後世に伝えるべく押し付けがましさと謙虚の入り混じった
態度でこれからもCD三昧
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by solitirou
| 2006-01-25 18:24
| As Noticias de Hoje
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